庭園の特長[金沢市指定文化財]

英国風自然庭園

辻家庭園は、建設当時の最先進国である英国の影響を大いに受けた近代庭園です。
イギリスの大庭園は、一見自然そのものに見えて、実は綿密に作られています。
辻敬庭園も同様に富士山の溶岩(黒朴石)の大量移入や
最先端の土木技術であった鉄筋コンクリート工法といった大規模な造成工事を行いながらも
そこにある自然との同化を試みた風光明媚な自然を演出しています。

  • 1.欅の木

    1.欅の木
    樹齢300年を誇る樹木。辻家庭園のシンボルマークのような存在であり、そびえたつ3本の木の存在感は庭園の中でも他を圧倒します。
  • 2.滝

    2.滝
    庭園の奥に流れる全長5.5メートルの滝。当時の最先端技術である鉄筋コンクリート工法を金沢で初導入して造成。また、滝の周りに富士山の溶岩(黒朴石)を大量移入して、自然との同化を試み、一層の深みを出したこともこだわりの一つ。当時は、犀川を運河として使っていたともいわれています。
  • 3.庭石

    3.庭石
    邸内いたるところに、大中小さまざまなに置かれている庭石。多くは、京都や愛知、石川県内から集められたもので、全国名だたる名園にも珍重されているものが多く並びます。現在では採掘の難しい庭石も多く、数千万円の価値があるとされる「伊予の青石」や「紅賀茂」なども並んでいます。

日本近代庭園の父 京都の庭師〝植治〟

庭 師
七代目・小川治兵衛
NANADAIME / OGAWA JIHEE

1860年現在の京都府長岡京市の生まれ。1877年に、宝暦年間より続く植木屋治兵衛である小川植治の養子になり、1879年に七代目小川治兵衛を襲名。通称植治(屋号)。植治は、明治初期、京都東山・南禅寺界隈に新たに形成された別荘地において、東山の借景と琵琶湖疏水の引き込みを活かした近代的日本庭園群(南禅寺界隈疏水園池群)を手掛けたことで名高い。自然の景観と躍動的な水の流れをくみこんだ自然主義的な近代日本庭園の作庭家として数多くの作品を残し、眺める庭」から「五感で味わう庭」への転換を図り、時代を越えて愛される近代日本庭園文化を創り上げた。その他京都の無鄰菴、平安神宮苑や円山公園など国の名勝として指定されている名園も数多くある。

北陸の鉱山王「加賀藩家老横山家」

辻家庭園は、加賀藩家老の一族・横山隆興が、兄で男爵の横山隆平の出資で、別荘兼迎賓館の庭園として明治後期から大正初期にかけて造られました。尾小屋鉱山で財を成し「北陸の鉱山王」「金沢は横山でもつ」と言われた横山家の全盛期に、現在の紙幣価値で約40億円の巨費を投じて造られた迎賓館施設の庭園部分で、近代日本庭園の傑作と言われる椿山荘(山縣有朋別荘)や東京都文化財の古河庭園(陸奥宗光別邸)と同じく、京都の庭園師・7代目小川治兵衛に設計を依頼します。庭園人は季節ごとの鑑賞エリアが用意されており、今も残る秋の庭園の中心部からは、当時の壮麗さがうかがえます。その壮大で華麗なさまは、現存すれば、兼六園に並ぶ金沢の名所になっていたであろうと考えられています。1984年に市の保存樹木として指定を受け、2004年に金沢市指定文化財に認定されます。

拝観料金のご案内

辻家庭園では、
お抹茶(お茶菓子付き)
セットの
ご見学も
ご案内が出来ます。

※料金は税込表示になります。
※未就学児無料

  • 見学のみ ¥500
  • 見学+お茶
    (茶菓子付き)
    ¥1,000

拝観時間のご案内

夏季(3/1-10/15) 12:00-18:00
冬季(10/16-2月末) 12:00-17:00

定休日:毎週火・水、年末年始

※土日祝日はご結婚式、イベントを催しておりますので
拝観時間は一度お問い合わせください。

拝観時間のご案内

●ペットの同伴に関しましては、辻家庭園の敷地内ではペットキャリーケース等に入れて戴きますようお願い申し上げます。 ●辻家庭園敷地内での飲食物のお持ち込みは禁止させて頂きます。 ●駐車場は30台(無料)でご用意しておりますが、満車の場合は近隣のコインパーキングをご使用ください。※駐車場代金はお客様のご負担となります。

庭園見学に関するお問合せはTEL.076-201-1124